計算の手帖

住宅ローン控除シミュレーション

住宅ローン控除は、年末のローン残高の0.7%を税金から引ける制度です。でも、残高が大きいほど戻るわけではありません。年間控除限度額で頭打ちになり、所得税と住民税の枠に収まらない分は翌年へ繰り越せません。このツールは、年ごとの残高から控除できる額と、実際に戻る額を分けて出します。入力した内容が外部に送信されることはありません。

住宅ローンの借入額です。ペアローンの場合は、自分の借入額だけを入れてください。全角数字でも計算できます。

返済期間中ずっと同じ金利が続く前提です。変動金利で金利が変わると、残高の減り方も控除額も変わります。

住宅ローン控除の対象は、返済期間が10年以上のローンです。10年未満の場合は警告が出ます。

入居した年の何月から返済が始まるかです。1月開始なら初年度は12回分、12月開始なら1回分の返済後の残高が、その年の年末残高になります。

住宅の区分(2026年・2027年入居の新築住宅を想定)

当てはまる場合は、年間控除限度額が上乗せされます。区分を選び直すと、限度額も上乗せ後の額に変わります。

区分を選ぶと自動で入ります。入居年や住宅の区分が違う場合は、この欄を直接書き換えてください(国税庁のタックスアンサーで、その年の限度額を確認してください)。

控除期間

控除を受ける年の所得税の目安です。所得税から引ききれない分は、住民税の枠まで引けます。所得税額が分からない場合は、源泉徴収票や確定申告書の所得税額の欄を確認してください。

住民税から引ける枠(課税総所得金額等の5%、上限97,500円)の計算に使います。住民税の課税所得の目安を入れてください。

計算の根拠

計算式

元利均等で計算します。月利 = 年利 ÷ 12、毎月返済額は「借入額 × 月利 ÷(1 −(1 + 月利)^(−返済回数))」で求め、円未満を四捨五入します。毎月の利息は「その月の残高 × 月利」を円未満四捨五入し、最終回で残高が0になるよう調整します。各年の控除できる額 = min(その年の12月末残高 × 0.7%(円未満切り捨て)、年間控除限度額)です。所得税から引ける額 = min(控除できる額、年間の所得税額)、住民税から引ける額 = min(控除できる額 − 所得税から引ける額、課税総所得金額等 × 5%(上限97,500円))です。

前提条件

含めていないもの

正確さの確認方法

計算ロジックは自動テストで検証しています。代表的な条件(借入額4,000万円・金利1.0%・35年・1月開始・年間控除限度額31万5,000円・13年・所得税30万円・課税総所得金額等500万円)では、初年度の年末残高39,040,643円・控除できる額273,284円、13年合計で控除できる額3,003,634円・実際に戻る額3,003,634円という、独立に計算した参照値と円単位まで一致することを確認しています(検証日:2026年11月5日)。

出典と確認日

控除率0.7%・年間控除限度額の区分(2026年・2027年入居の新築住宅:認定住宅31万5,000円、ZEH水準省エネ住宅24万5,000円、省エネ基準適合住宅14万円。特例対象個人はそれぞれ35万円・31万5,000円・21万円)・控除期間13年は、国税庁のタックスアンサー No.1211-1 に基づきます。住民税から引ける枠(課税総所得金額等の5%、上限97,500円)は、総務省の住宅ローン控除の住民税控除の案内に基づきます。確認日:2026年11月5日。入居年や住宅の区分が違う場合は、限度額と期間が変わるため、申告の前に国税庁のタックスアンサーで最新の条件を確認してください。

住宅ローン控除で気をつけること

よくある質問

初年度は、いつから控除を受けられますか

入居した年から控除の対象になります。初年度は確定申告が必要です。2年目以降は、年末調整で受ける形になります。入居の時期や借入の時期で初年度の年末残高が変わるため、このツールでは返済開始月を入力する形にしています。

所得税が0円の年は、控除はどうなりますか

所得税から引ける額は0円になり、住民税の枠(課税総所得金額等の5%、上限97,500円)までしか引けません。残りは翌年へ繰り越せません。収入がない年や少ない年は、控除を使い切れない分が出ることを前提に考えてください。

借入額が物件価格より大きい場合はどうなりますか

控除の計算のもとになる残高は、取得対価(住宅の購入価格)が上限になります。借入額が取得対価を超える場合は、取得対価を借入額の欄に入れるか、取得対価で計算し直してください。このツールでは、借入額が取得対価以下であることを前提にしています。

関連ツール

住宅ローン返済シミュレーション毎月返済額、総返済額、総利息と、返済方式の比較ができます。 ペアローン・収入合算の負担割合シミュレーション2人で借りるときの借入額と毎月返済額の分け方が分かります。 住宅購入の諸費用シミュレーション物件価格のほかにかかる諸費用の内訳と、現金で用意する額が分かります。